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線虫の細胞系譜

線虫C. elegansを研究に用いることの利点として、その体細胞全てが同定されていることや、 それらすべての細胞系譜 (cell lineage) が明らかにされていることが挙げられます。 細胞系譜とは各細胞がどのような分裂パターンを経て産生されたかを記述したものです。

細胞系譜の図

全細胞が同定されていることで、ある遺伝子がどの細胞で働くかという議論が非常に明確になります。


また細胞系譜の記述を契機としてプログラム細胞死 (PCD, programmed cell death) の研究や ヘテロクロニック遺伝子(heterochronic gene)の研究が生まれました。

プログラム細胞死とは生体にとって不要となった細胞や、そのままでは害をなす細胞が 主に発生の過程で自殺することを言います。自殺する運命が遺伝的に決まっているためプログラムという名前が付いています。

ヘテロクロニック遺伝子とは、変異が入ると細胞系譜が進んだり戻ったりする遺伝子を言います。 例えばL1期での分裂様式をスキップしてL2の分裂様式に移る変異や、L1の分裂様式がL2, L3で繰り返す変異が知られています。 右図にヘテロクロニック遺伝子のひとつであるlin-14gf変異体の表現型を示しました。 この変異体では下皮細胞のもととなるV6細胞の細胞系譜において、L1での運命がL2, L3でも繰り返してしまいます。
(高山順)

参考文献
D. L. Riddle et al., C. ELEGANS II

図:ヘテロクロニック変異の例lin-14(gf)

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